青果の総合プロデューサーになる
丸杉ブランドとは
皆様から「丸杉が必要だ」といっていただける会社になるために、社員一人ひとりが丸杉ブランドを兼ね備えた総合プロデューサーになってほしいと考えます。丸杉ブランドを構成する力は商品力、人間力、組織力、イノベーション力の4つ。 市場の役割変化に対応すべく仲卸という枠を超え、青果の魅力である旬やこだわり(商品力)をこれまで培った相場情報や知識、信頼関係(人間力)をもとに、世の中にある隠れたニーズに向けた提案(イノベーション力)を行い、関わるすべての人が幸せになる新しい形づくりをします。個々ではなく、丸杉のメンバーが一丸となることで(組織力)「丸杉が必要だ」と言っていただける会社を実現します。
丸杉ブランドを叶える体制
丸杉ブランドを叶えるための力を養う3つのPJを行っています。
丸杉ブランドがもたらすもの
商品力、人間力、組織力、イノベーション力を兼ね備えたことで実際に丸杉は下記のことを実現可能にしています!
【対お客様】
お客様にニーズに応える。
お客様の武器になることでお客様の売上アップへ貢献。
【対農家】
一緒に商品づくりに携わる。
これらの安定した価格形成で、小売りも納めも関わる流通の人たちの安定した利益につなげることもでき、結果として会社や市場のブランドとして集客につながると考えています。
丸杉ブランドの連鎖
いつまでも丸杉があるから安心だと言われる会社でありたい
丸杉は、横浜市中央卸売市場にある青果の仲卸です。
仲卸とは、卸売会社が市場に卸した商品を仕入れ、百貨店やスーパー、八百屋の注文に従って仕分ける仕事です。横浜市中央卸売市場には青果部門だけで約25の仲卸があり、そこから神奈川をはじめ日本各地に青果物が発送されています。
物の中でも上物、つまり質の良いものを扱う会社であるということです。単に価格が高い品物を扱うというわけではなく、自分たちが自信を持ってお客様に提供できる商品を取り扱うことで、お客様からも「丸杉の商品は質が良いから、あそこに行けば安心だ」と言ってもらえる会社であり続けたいと考えています。
丸杉は、自分がやりたいことが通りやすい会社だと思います。時代に合わせて変化して来ることができたのもそういった要因があったからだと思います。だから、自分が会社を良くしていきたいという意見をどんどん上げてきてほしいです。機械のように言われたことをやって、商品を右から左に流すことは求めていません。社内に新しい風を入れてくれる
ことを期待しています。
代表取締役社長
杉浦 由規
商品を通じて 産地と消費者を結ぶ
蔬菜1部 課長T.K 1987年入社
T.K
自分の担当商品を持ち、営業としてある経験を積んできたある日、
音更(おとふけ)人参と出会いました。
きっかけは、お客様からの頼みでした。
「北海道の十勝で新たに人参を作ったので見てくれ」と。
そして、その青果物を周りの人にも食べてもらい、
実際に農家へ訪問すると物量、品質ともに北海道No.1を実感しました。
同じ場所で同じ品物を作り続けることで起こる障害を避けるため
同じ品物は4年空けてから作っていること。種まきと収穫をJAが行い
生育作業を生産者で行う「作業受委託方式」を採用していることで
仕事はもちろん、周りの人の体調にまで気を配れる事務員を目指して頑張っています。
適正収穫ができること。そして500haの広大な畑や、
夏の暑い時でも真空予冷を使い北海道から各市場に品物を3℃で
届けられるコールドチェーンが確立されていることなどメリットしかなく
ぜひ自分の担当商品として扱いたいと思いました。
そこからは、時間を惜しんでも直接産地に出向き、品物の品質向上や要望
その他の意見交換などを重ね、農家との信頼を深めていきました。
今では丸杉の主力商品の一つになるまで育て上げられたことは嬉しく思います。
農家と一緒になって商品をつくる
蔬菜2部 主任M.T 2009年入社
M.T
今、自分が担当している横浜市内産の朝採りとうもろこしとの出会いは、
荷受け担当者と一緒に産地まわりをしていた時に良い生産者(農家)と出会えたことが始まりでした。
そこは、代々横浜市で農業を経営してきた農家。
同じ地域の農家と比較しても味の良さ、大きさ共に群を抜いた品質の商品を
つくっており、新品種の改良にも積極的にチャレンジし、どんなものが売れるのか?を
常に模索している方でした。だからこそ、この方の商品を色んな人に食べてもらい、
リピーターを増やしたいと思いました。
2020年に出会いってから農作物を育てている場所にも二度ほど訪問し、
新品種として朝採りのホワイトコーンの提案を受けてもらいました。
在庫を残さず、より新鮮な状態で販売出来るように意識しています。
今年の夏には、試作段階ではありますが出荷できるよう準備をしてくれているので
オンシーズンになるのが楽しみです。
「自分の仕事が消費者まで伝わっていくこと」に感動しました。
市場でしか体験できない
営業の極意を学べる
営業推進課 課長S.S 1994年入社
S.S
この仕事の面白いところは、毎日変動する相場に合わせて
仕入れ・販売量や値段のコントロールを行うことです。
生産量は天候に大きく左右されるため、日々入荷量が異なります。
毎日全国各地の天候を把握し、生産者からも消費者からも情報収集欠かさず行うことで
安定的に仕入れ・販売するのが我々、営業担当としての腕の見せ所。
実は何度か、みんなが「もがき」と呼ばれる
「入荷量が少なく、お客様が求める数を揃えられない!」という状態があったときに、
私だけ情報を扱い、仕入れを確保でき、多くのお客様が私の元に集まった経験があります。
安く買って高く売る、より多くの品物を買ってもらうための声の掛け方など
商売人としての創意工夫や努力が、やった分だけ利益を生み出す
とてもやりがいのある仕事です。
未経験から
いち早く一人前になるために
蔬菜2部 主任K.H 2015年入社
M.S
今でこそお客様や青果に関する知識を使って
多くのお客様や農家、荷受けとやり取りをさせていただいていますが、
入社当時は、仲卸業界未経験で入社したことから
仕事をするための知識や情報を一切把握しておらず
一人で仕事をするレベルにすら立てないという悔しい思いをしました。
いち早くお客様の顔や名前、登録番号、配達場所など細かな知識、情報を覚えるため、
上司と一緒に配達業務を行い、教えていただいたことを細かくメモをするのはもちろん、
ただ教えてもらうだけではなく、自らも積極的に覚える工夫として
オリジナルの市場地図を書き、配達後すぐにメモに書き込み、視覚的に覚えていきました。
いざ一人で配達となり配達場所が分からなくなってしまった時も
地図を思い出して無事配達できたのを覚えています。
今でも当時のメモ帳は大切に保管してあり、たまに見返しています。
プロジェクト活動や
サークル活動を通じでつながる組織
営業推進課 主任S.Y 2006年入社
S.Y
私自身、仕事をしていく上で個人の青果に関する知識やスキルも大事ですが、
組織の中で働いていくということからチームワークが大切だと思っています。
サークル活動を行っています。
階層別勉強会やプロジェクト活動の開始後、今まで役職者のみで
決定していた会社の重要な取り組み事項について社員同士でも話し合い、
意見を伝えられる機会ができました。
また、サークル活動が始まってからは自分を含め、
これまであまり話している姿を見なかった人や他部署の人同士の
会話している姿をよく見かけるようにもなりました。
少しずつではありますが社員同士のコミュニケーションが図れるようになり、
一人ひとりの仕事への意識が少し高まった気がします。
「丸杉」という家族のあたたかさ
蔬菜1部 主任T.S 2013年入社
T.K
丸杉に入社するまで、会社の一社員が社長や専務など役員の方と
こんなに気軽に話せる会社があるとは思ってもいませんでした。
それも、丸杉は社長や専務が自ら現場を周りながら社員やアルバイト社員に
話しかけてくれるのです。家族が体調悪かったたら話しかけて心配するように
家族同然に接する社風が丸杉にはあると感じています。
以前、プライベートにおいて社員2名が横浜マラソンに出場した際に、
通常は役員や同僚が一社員のプライベートを把握していない会社が多い中、
丸杉は誰かが何かを言ったわけでもなく、自然と社長や専務、同僚が現地に行き、
応援や差し入れを持っていったことがありました。
これは丸杉という会社が、社員同士が、「社員が頑張っている姿を応援したい」という
家族のような気持ちを持っているからこそできることだと思います。
普段の社内もとても話しやすい人が多く、仕事の中でも
家族のような暖かさを感じることができるのが丸杉だと思います。
「丸杉に貢献したい…」
ただこの一心で
業務配送部 主任Y.W 2018年入社
Y.W
元々、仲卸業に関わる業界にいたことから、丸杉に入社後
何か貢献できることはないのかと常に考えていました。
そんな時、お客様から業務内容を受け継ぎの話をいただき、
これまで自分が経験してきたことが丸杉へ貢献できるのではと思い、
業務配送部の立ち上げを提案したことがスタートでした。
実際に、新規部署の立ち上げとなると未経験のことが多く
当時はお客様や業務内容、商品といった抑えるべきポイントが分からないことも。
常に手探り状態で立ち上げ準備を行っており大変だったことを覚えています。
業務配送部により、飲食店など新たなお客様との取引が始まり、
実際のお客様のニーズや苦労を今まで以上に深く理解することができ、
各担当者への情報共有も可能となりました。
また、常時配送の便に組み込むという他社にはできないお客様への追加対応を
迅速に行えるようになりました。
少しでも理想の姿に近づけるよう常にブラッシュアップをし
仲卸業務とともに丸杉の新たな事業の柱へとなるべく拡大していきたいです。
総務の立場から会社を、
社員を支えたい
総務部M.Y 2017年入社
M.Y
総務という立場から社員の皆さんにより良い職場環境を提供したい、
今よりももっと楽しく仕事に取り組んでもらえたらという思いから
これまで「紙」で行うことが“あたりまえ”だった作業を自動化すべく声を上げました。
ミスが起こりやすいものや引継ぎしにくいものなど皆の負担軽減をしたく、
手書き伝票や手作業の照合作業を出来る限りIT化・自動化へ挑戦しました。
システム検証ではパソコン作業になれない現場の方にも苦戦しながらも
協力していただくなど私の方が社員の皆さんに支えてもらっていました。
導入後、仕事の効率化により、皆が今まで以上に会社の未来を考える時間を
確保できたことに加え、経費削減という形で会社に貢献でき、嬉しかったです。
市場はまだ古いスタイルが残る業界ですが、丸杉は今後も総務と現場が
相互理解し合い、「市場だから仕方ない」という考え方から脱却して
一歩前進していきたいと思います。